客の全く居ない店は…大抵出されたモノを喰ってその訳を納得する場合が多い。この店の場合もちと不安がよぎる…
何度【ごめんください!】と声をかけたが誰も出てくる気配が無いので、あきらめて店を出ようとした時、厨房から女将と思しきおばちゃんが出て来た。どうやら厨房で寝ていた様だ…(苦笑)
ラーメンを注文して電灯が灯されて明るくなった店内を見渡すと、天井の太い梁や柱等が黒光りして良い雰囲気を醸し出している。
そしてチャーシューが3枚のっているのも、嬉しい。このチャーシューも昔ながらの味わいで絶品である。決して、有名ラーメン店のチャーシューの様な【口の中でとろける】チャーシューでは無いが、シンプルな醤油ラーメンに良く合い口に運んだ時に郷愁を感じる味なのだ。どの具も自己主張が強すぎず、全体がよく調和された【完成された味】である。
簡単に言えば、【凄く美味い!】そんじゃそこらのラーメン専門店より数倍美味い!この様な素朴で美味いラーメンはもはや、地方の温泉街等へ行かねば喰えなくなってしまったのだろうか…
それがしは普段はスープは全部飲まぬのだが、この様な美味いラーメンと出会うとついつい全部飲み干してしまう。現時点での、それがしの一番のお気に入りのラーメンである。【紋次郎。】